2009年11月19日木曜日

パイロット養成講座 Level 8

【リーダーシップの育成】

組織として行動する場合、必ずリーダーというものが必要となります。
このリーダーも幾通りかの形態がありますが、例えばワンマン的に一人がすべての部下を引っ張っていく形や、リーダーの下にサブリーダーがいてその下に部下がいる・・というようにピラミッド型に形成されたものや、あらゆる部門を総括管理し、穴や取りこぼしが無いよう監視するという形もあります。
あるいは、チームの潤滑油のような役割を持つリーダーというのもあります。
このように、その組織がどういう形であるかで、リーダーの意味も違ってきます。

もしワンマン型であるなら、すべてのことに的確な判断を下す能力が必要となります。
例えば、忘年会の幹事のようなものでしょうか。
日にちや時間や場所、予算を的確に判断し、出席人数を素早く把握して予約を取ります。
当日も真っ先に現場に駆けつけて出席者を迎え入れ、音頭を取ってカンパイをします。
場を盛り上げるためなら、誰よりも多くカラオケを歌い、ビールを飲んでいない人を見つけるやいなや、ビール瓶を持って無理にでも飲ませに出向く・・。
時間がくれば、ぐでんぐでんに酔っ払っている人を叩き起こして現場を去らせ、最後は端数を値切って予算内で済ませる努力をします。
この大変な作業を一人で一手に引き受けるのですが、終わった後で社内から「今年の忘年会は楽しかったねぇ~」との声が上がれば、一人で悦に浸る・・・そんな感じ(幹事)でしょうか?(おい)

また、ピラミッド型なら自分の直属のとなる部下を自分の片腕のとなるように教育しなければならないでしょう。
自分の信念を教え込み、それがどれだけ有益であるかを本人が納得するまで説明し続けます。
例えば、アイドル歌手の親衛隊長のようなものです。
そのアイドルがどれだけカッコイイか、あるいはカワイイかを自分の身の回りにアピールし、確実にファンになってもらいます。
ファンになった人は、更にその周りの人にアピールしてファンになってもらう・・。
ファンがある程度増えたところで時間がある限りそのアイドルの歌を聞かせ、「スゲーいい歌だろ?」と言いながら、できるだけたくさんの人にCDを買ってもらう努力をします。
それを自分が作ったファングループに次々と実行してもらうのです。
こうやって増えたファンの頂点に立った親衛隊長は、その格を上げていきます。
いずれにしても、リーダーとなる人はこのようなこだわりを持っています。

さて、“ACE COMEBACK”には様々なリーダーが必要ですが、パイロットリーダーとしてはピラミッド型が適当だと思います。
飛行時の大事な目的を達成させるため、このリーダーの資質をよく理解し、磨いておきましょう。

2009年11月13日金曜日

パイロット養成講座 Level 7

【分析力の強化】

私たちは日常的に生じた問題において、収集した情報を分析し解決しています。
この「分析力」が低下すると、間違った結論を出してしまい、生活に支障をきたしてしまいます。

例えば、家計などの生活経費を分析する時にそれが現れます。
住宅費、光熱費、食費などの1ヶ月にかかる費用を算出して、給料と照らし合わせ、その月に自由に使うことのできる金額を出して、収支のバランスを取っています。
もし、住宅費6万、光熱費1万、食費3万で給料が12万だとすると、手元に残るのは2万ということになりますね。
更に借金返済額が1万5千なら、本当に使えるのは5千円だけでしょう。
しかし、生活する上で通信料や生活用品などの諸経費が別に必要です。
そうなると、実際に使えるのは本当に僅かな金額であることが分かります。
この詳細な分析を行わないと、使い過ぎで家計が赤字に転落してしてしまいます。
そうなってしまった場合、家計簿の色とは逆に顔は青ざめ、精神不安という大惨事を引き起こします。
思わず、道端に光るものを探してみたり、外食店のガラス窓に貼り付いて不審者扱いされたり・・・。
終いには、休日にしか食べてはいけないアイスをやけ食いして、仕事中にあぶら汗を掻き1日中前かがみになってしまうかもしれません。
あるいは、5円玉を握りしめたまま自販機の前に呆然と立ちすくみ、後ろに並ぶ人から非難を受ける事態に発展することになります。
このように、想像するだけで身震いするような状態を回避するためには、日頃から分析力を培う必要があるのです。

同じように、燃料切れなどの飛行中に起こるトラブルを防ぐには、パイロットとしての分析力の強化が重要となります。
日頃から収集した情報に対する正確で細かい分析を心がけ、どんなトラブルにも対処できる訓練をしておきましょう。

2009年11月6日金曜日

パイロット養成講座 Level 6

【感知能力の重要性】

前回お話したように、私たちは「人型」という特性があり、日頃からこの特性を使ってあらゆる情報を入手し、それを元にして行動しています。
つまり、「五感」のことです。
それとは別に「第六感」というのがあります。
いわゆる「勘」や「インスピレーション」のようなものですが、これは肉体と繋がっているエネルギー体が持つ気配を感じたりする能力のことです。
これを使うためには、ある程度の精神鍛錬と精密な遺伝子構造が必要となります。

しかし、「五感」だけでもこれに近いレベルにまで達することができます。
例えば、賞味期限ギリギリの食品を見極める時等に、それが発揮されます。
見た目、臭い、食感・・・それらの情報を集めて、それが食えるかどうか判断するのです。
その上で、現時点での自分の肉体のコンディションによって、判断基準を変えて見分けています。
つまり、肉体がその食品を食した時、完全に対応しきれるかどうかがポイントとなるのです。

これを見誤ると肉体内部でパニックが起こります。
それは、吐き気や腹痛、冷や汗などの危険信号で現れます。
このようなパニック状態に陥らないために必要なのは「経験」です。
この「経験値」の高い人は、賞味期限ギリギリの線を短時間で見極めることができます。
同じように、お酒を飲んだ時にもこの「経験」が重要なカギとなっています。
「これ以上飲んだら絶対吐く」と思われる量が、「経験値」によってその度毎に算出されるのです。

このように「五感」と「経験」を駆使して、「勘」に近い感知能力を持つことが可能となります。
“ACE COMEBACK”パイロットには、飛行のための機体操作を行う時、その安全が確保できるギリギリの境界線を見極める能力が必要です。
それまでの「経験」を正確に分析し、日頃から「五感」を活かした感知能力を鍛錬しておきましょう。

2009年11月3日火曜日

パイロット養成講座 Level 5

【外観と機能性】

私たちが所有するすべてのものには、外観と機能性の2つの視点が必要です。
例えば、通常新車を購入する時は、カッコイイデザインと走行性等の機能の両方を重視すると思います。
もし、デザインのみを重視してしまった場合、スポーツカーのような外観なのに時速20キロしか出ない車を選んでしまうかもしれません。
逆に、時速300キロ出るような走行性を持っていても、クレーン車のような外観では走行中に危険を感じてしまうでしょう。

あるいは、私たちが選ぶ服も同じです。
茹だるような暑い日のお葬式に出席する場合、機能性のみを重視して水着を着ていってしまうと、思わず死んだ人が生き返ってしまうかもしれません。
だからといって、その日に暴走族の集会があっても喪服のまま参加すると、周囲の走る気合を削いでしまいます。
また、たとえもの凄く気に入ったデザインのメイド服があっても、それを結婚式に着ていってしまうと、「君、急いで料理を運びなさい。」と肩を叩かれ、働かされる可能性が大きくなります。
果ては、別の結婚式にも借り出され、ごちそうどころか最悪記念撮影にさえ間に合わなくなるかもしれません。

このように、どんな場合でも外観と機能性の両方を合致させる必要があると思います。
ここで初めに書いたパイロット募集要項の内容が重要であることが分かるでしょう。
「人型」という高次元の外観と、それぞれのレベルに応じた機能性のアップに努め、個人が持つ能力を最大限に発揮できるよう準備しておきましょう。

2009年10月29日木曜日

パイロット養成講座 Level 4

【緊急時の対処法】

私たちは度々思わぬトラブルに遭遇する時があります。
そしてその時に行う対処法一つで、その後の事態が変わってきます。

例えば、トイレットペーパーが切れてしまっていた時・・。
まずは、声を上げずに冷静に行動しましょう。
この時一番適当だと思われるのは箱ティッシュの使用です。
多少もったいないと思うかもしれませんが、思い切って使うことをお薦めします。
しかし、前日に泣ける映画やドラマを見てしまい、箱ティッシュの中身が失われていた・・・という場合があります。
この時、大量に捨ててしまった使用済みティッシュを広げて使うという方法もありますが、使用時に何らかのトラブルに巻き込まれる恐れがあるのであまりお薦めできません。
その場合、次に考えられるのがミニティッシュの使用です。
このミニティッシュを持っているかいないかで、その後の事態が大きく違ってきます。
だからといって、カバンの中を探す時に焦って大声で叫ばないよう注意して下さい。
冷静に「必ずある」と信じて行動しましょう。
もしも・・・もしも無い場合は・・・チ○シを○○で使うという方法もありますが、トイレづまりの原因になるので極力避けて下さい。

この最悪の事態を回避するには、日頃の備えが重要なカギとなってきます。
このカギとなるのが、駅前などで配られるミニティッシュの存在です。
今まで軽視してきた人もいるかもしれませんが、今後できるだけ差し出されたティッシュを受け取る努力をして下さい。
タイミングが合わずに受け取れなかった場合も、すぐに諦めないという心構えが必要です。
迂回して、再度挑戦してみて下さい。
この時、メガネや帽子で少し外見の雰囲気を変えてみると、不審がられずすんなり受け取れると思います。
また、家にミニティッシュのストックが無く、緊急を要する時は友人に協力してもらいましょう。

このように急なトラブルを回避するためには、日頃から最悪の事態を想定しておくことが重要です。
同じように、飛行時に起こるトラブルの対処法を幾通りかシュミレーションしておくことで、目的を遂行できる可能性が大きく広がります。
不意に起こる予想外の緊急事態に対し、素早く冷静に対処できるよう訓練しておきましょう。

2009年10月24日土曜日

パイロット養成講座 Level 3

【休日の過ごし方】

私たちには活動日以外に休日というのがあります。
この休日をいかに過ごすかで、日常の充実感が違ってきます。
本来休日は活動日の疲れを癒すためにあるものですが、それだけでなく、活動日ではできない事を休日の時間を使って補わなければなりません。

例えば、見るも無残に積み上げられた洗濯物の山など・・。
こういう事態は疲労のため、活動日には絶対処理できないと思われます。
無理に処理しようとすると、時間が足らずに干すという行動まで到らず、気づいた時には洗濯機の中で異臭を放つものに変わっていたという大惨事を招きます。
こういう災難に遭わないために、休日の時間を有効に使いましょう。

日頃できないことをするのが休日です。
洗濯や掃除の他に、見ていなかったDVDを見るとか、読みたかった本を読むとか・・できることはいろいろあると思います。
睡眠不足を解消したり、思わず外で鳴く鳥の声に耳を傾けたりするというのもいいでしょう。
そうそう・・腹の具合を心配して食べられなかったアイスを食べてみるというのもあります。
どんな状態になってもトイレに駆け込めるいい機会です。
このチャンスを逃してしまうと、次の休日まで食べられないことになります。
何度も言うようですが、日頃できないことをするのが休日です。
この時間を有効に使って、精気を養い、次の活動に備えるよう心がけましょう。

パイロットとして自己管理は重要な課題です。
活動時に発生した疲労の回復と身の回りの整理を十分に行い、飛行時に最大限の力を発揮するための環境を構築できるよう努力しましょう。

2009年10月21日水曜日

パイロット養成講座 Level 2

【決断とタイミング】

どんな場合でも私たちは日常の中で、何かを選択し決断しています。
朝の通勤時でも交通手段、服装、通勤経路等を自分で選んで決めていますよね。
この時必ず最適と思われるものを選んでいるはずです。

交通手段で言うなら、自動車を使うのか、自転車なのか、あるいは徒歩なのか?・・・
それを選ぶ際に必要な情報を集めて、その時点で一番適当だと思われる方法を取ります。
天候や気分、交通状況によって、その選択は変わってくるのですが、この決断は瞬時に行われています。
例えば、雨や雪の日には自動車が最適でしょう。
しかし、雨や雪と戯れたいと思う人は(いるのか?)自転車や徒歩を選ぶかもしれません。
あるいは、前日に買ったばかりの傘を使いたくてしょうがない人もこの方法を選ぶ場合があります。
その時に重要なのは、通勤にかかる時間です。
弁当を作るのに時間がかかって、そんな余裕が無いなら、徒歩は諦めるのが普通です。
でも中には諦めない人もいます。
その時は「走る」という別の選択肢を考える必要があります。
しかし、この選択肢を選ぶには相当な覚悟がいります。
確かに雨と戯れながら買ったばかりの傘を使うことが可能となりますが、目的地に着いた時の疲労度は計り知れないものがあるからです。

このように、どんなタイミングで何を決断するのかで、その後の自らの状態を左右してしまいます。
同じように、飛行中のパイロットが最良の決断で行動を起こすことは、最重要事項です。
無理な決断は大事故に繋がる恐れがあるので、安全に目的を遂行できる手段を瞬時に選択できる訓練をしておきましょう。